その音、本当にネズミ? 4種類の聞き分け方
日没後から明け方に、カサカサ・トトトッという軽くて小刻みな音ならネズミです。ドスドスと重ければ別の動物を疑ってください。
屋根裏に入り込む動物はネズミだけではありません。相手が違えば対処も、必要な資格も変わります。
| 音の時間帯 | 音の質 | そのほかの特徴 | |
|---|---|---|---|
| ネズミ | 日没後〜明け方 とくに深夜 | カサカサ トトトッと小刻み | 走る音が速い かじる音がすることも |
| イタチ | 明け方と夕方 | ドタドタと重い | 強い獣臭 一直線に走る |
| ハクビシン | 夜間 | ドスドス ゴトゴト | 体が大きく音も大きい 同じ場所に糞をためる |
| コウモリ | 日没直後と 明け方 | キィキィ バサバサ | 夕方に外へ飛び立つ 小さな黒い糞が落ちる |
※コウモリは鳥獣保護管理法で保護されており、許可なく捕獲・殺傷できません。自己判断で手を出さないでください。
見分けがつかない場合は、音を数日ぶん記録してみてください。「何時ごろ」「どのあたりの天井から」をメモしておくと、侵入口を絞り込む手がかりになります。
ネズミがいるなら必ず残る「ラットサイン」
ネズミは同じ道を何度も通います。断熱材にできた黒い筋を見つけたら、ほぼ確定です。
音だけでは確証が持てないとき、痕跡を探すのが確実です。
黒くて細長いフン(米粒〜1.5cm程度)
断熱材や木材にできた黒ずんだ筋状の跡
配線・木材・断熱材のかじり跡
断熱材が一か所にまとめられている(巣の材料)
アンモニアのような独特の臭い
とくに配線のかじり跡は見つけたらすぐに対処してください。理由は次の章で説明します。
安全のために天井裏に上がるときは、必ず梁の上に足を乗せてください。石膏ボードを踏み抜くと階下へ落下します。マスクと手袋も着けてください。乾いたフンの粉じんを吸い込むと感染のおそれがあります。
「1匹くらい」で放置すると何が起きるか
クマネズミは年に5〜6回、1回に5〜6匹産みます。1匹見た時点で、見えていない個体がいると考えたほうが実態に近いです。
配線をかじられ、漏電や火災につながる
ネズミの前歯は一生伸び続けるため、硬いものをかじって削る習性があります。屋根裏の電気配線は格好の対象で、被覆が破れればショートや発火の原因になります。
原因のわからないブレーカー落ちや、ときどき照明がちらつくといった症状が出ている場合は、配線被害を疑ってください。
ダニが室内に降りてくる
ネズミの体にはイエダニが付いています。ネズミが死んだり移動したりすると、ダニだけが室内に降りてきて人を刺すようになります。「ネズミの音がしなくなった頃から、急に刺され始めた」というご相談は珍しくありません。
断熱材が使い物にならなくなる
フンと尿が染み込んだ断熱材は、断熱性能が落ちるうえ、臭いの発生源になります。汚損が広がるほど撤去する範囲が増え、費用も上がります。
眠れなくなる
実際のご相談でもっとも多い理由がこれです。足音は深夜から明け方に集中するため、睡眠が削られます。数週間続くと体調に影響が出ます。
迷っている期間そのものが、被害と費用を押し上げます。音に気づいた時点がいちばん安く、短く終わります。
自分で追い出せるか、業者に頼むか
点検口から侵入口が見えて、被害がまだ数日なら、ご自身の対処で収まることがあります。音が複数か所から聞こえるなら難しいと考えてください。
率直なところをお伝えします。条件がそろえば、ご自身で終わらせられることはあります。
| 状況 | 自分でできる | 業者に任せる |
|---|---|---|
| 音のする範囲 | 1か所だけ | 複数か所 |
| 気づいてからの日数 | 数日以内 | 2週間以上 |
| 侵入口 | 目視できている | 見つからない |
| 天井裏 | 点検口から入れる | 入れない・狭い |
| フンの範囲 | 一か所 | 複数の部屋で発見 |
| 建物 | 築浅 | 築20年以上 |
いちばん多い失敗は、粘着シートで何匹か捕れて「終わった」と思ったあとに、また音が始まるケースです。これは侵入口が残っているためで、捕獲そのものは解決になりません。
やってはいけない3つの対処
① 毒エサだけを置く → 天井裏や壁の中で死に、取り出せない場所で腐敗します。悪臭とウジの発生源になり、結果的に解体が必要になることもあります
② 侵入口を塞がずに捕獲だけする → 必ず戻ってきます。手間と費用を二重に払うことになります
③ 超音波装置だけに頼る → ネズミは数日で慣れます。侵入口が開いたままなら効果は続きません
とくに①は、ご相談のなかでもっとも後悔される対処です。市販の毒エサは屋外や、死骸を回収できる場所で使うものと考えてください。
追い出したあとが本番 — 侵入口を塞ぐ
ネズミは1cmの隙間があれば入ります。塞ぐべき場所は決まっているので、そこを押さえれば再発は止まります。
軒天と外壁の取り合い(もっとも多い)
屋根と壁が交わる部分の隙間
通気口・換気ガラリのまわり
エアコン配管やガス管の貫通部
雨どいを伝って屋根へ上がる経路
- 音の出る場所と時間を記録する侵入口を絞り込む手がかりになります。数日ぶんメモしてください。
- ラットサインを確認するフン、黒い筋、かじり跡、断熱材のへこみを探します。
- 捕獲・追い出しをする通り道に粘着シートや捕獲器を置きます。毒エサだけに頼らないでください。
- 侵入口をすべて塞ぐ金網・パテ・パンチングメタルで物理的に塞ぎます。ここを省くと必ず再発します。
- 清掃と消毒をする汚れた箇所を消毒し、汚損した断熱材は撤去します。ダニ対策にもなります。
材料の選び方発泡ウレタンやガムテープはかじり破られます。ステンレスの金網、パンチングメタル、防鼠パテなど、歯が立たない素材を使ってください。
屋根裏のネズミ駆除にかかる費用
戸建ての天井裏で30,000円〜80,000円が目安です。金額を決めるのは建物の広さではなく、侵入口の数と、点検口から人が入れるかどうかです。
| 被害が1か所・侵入口が1〜2か所 | 6,800円〜30,000円 |
|---|---|
| 天井裏全体に広がっている | 30,000円〜80,000円 |
| 断熱材の撤去・消毒を含む | 50,000円〜120,000円 |
※当社の料金です。現地の状況により変動します。調査・見積・出張費はいただきません。
金額が上がるのはどんなときか
点検口がない、または人が入れない構造だと、点検口を新設する作業が加わります。侵入口が屋根の高い位置にある場合は2階以上での高所作業になります。フンによる汚損が広ければ、清掃と断熱材撤去の範囲が増えます。
見積りで必ず確認してほしいこと
総額だけでなく、侵入口の封鎖が料金に含まれているかを確認してください。捕獲と薬剤設置だけの見積りは安く見えますが、それでは再発します。保証の期間と範囲も、書面で確認しておくと安心です。
よくあるご質問
屋根裏の音はネズミかどうか、どう見分けますか?
音の時間帯と大きさで絞り込めます。ネズミは日没後から明け方に、カサカサ・トトトッという小刻みで軽い音を出します。ドスドスと重い足音ならイタチやハクビシン、夕方に外へ出ていく気配があればコウモリが疑われます。
ネズミが1匹だけなら放っておいても大丈夫ですか?
おすすめしません。クマネズミは年に5〜6回出産し、1回に5〜6匹を産みます。1匹見かけた時点で、見えていない個体がいると考えたほうが実態に近いです。
追い出したのに、またすぐ音がするのはなぜですか?
侵入口が残っているためです。ネズミ対策の本体は捕獲ではなく、入ってくる穴を塞ぐことです。塞がないかぎり何度でも戻ってきます。
天井裏に自分で上がっても大丈夫ですか?
足元には十分ご注意ください。石膏ボードを踏み抜くと階下へ落下します。必ず梁の上を歩き、マスクと手袋を着けてください。不安があれば調査だけのご依頼も承ります。
賃貸住宅ですが、誰が費用を負担しますか?
建物の構造に起因する場合は、多くのケースで貸主側の負担になります。まず管理会社かオーナー様へご連絡ください。入居者様のご判断だけで作業を進めることはできません。
夜中に音がして眠れません。すぐ来てもらえますか?
24時間365日受け付けています。愛知県・岐阜県であれば最短15分で現場へ向かいます。深夜のご連絡でも問題ありません。
愛知・岐阜で屋根裏のネズミにお困りなら
天井裏は、ご自身で全体を見るのが難しい場所です。音がしているあいだは、まだ被害が広がっている最中です。
当社は捕獲から侵入口の封鎖・清掃消毒までを一括でお請けしています。調査とお見積りは無料で、金額をご覧になってからご判断いただけます。
上記以外の市町村も、愛知県・岐阜県全域で同じ料金体系にてお伺いします。



